ホームページの役割と目的とは?はじめての人にもわかりやすく解説

ホームページってなんのためにあるの?

  • 今では、ほとんどのお店や会社が「ホームページ」を持っていますよね。けれども、そもそもホームページって、何のためにあるのでしょうか?

    ただ作るだけでは、本当に意味のあるものにはなりません。実はホームページには、ちゃんと「目的」や「役割」があるんです。この記事では、ホームページがなぜ大切なのかを、できるだけやさしい言葉で、わかりやすくお伝えしていきます。

ホームページの「役割」ってなんだろう?

  • ホームページは、ただ作って終わりのものではありません。それには、ちゃんと意味や役目(=役割)があります。分かりやすく言うと、ホームページはお店や会社の「もう一つの店舗」「顔」のようなものです。

①第一印象をつくる「玄関口」になる

はじめてその会社やお店を知る人にとって、ホームページは「入り口」のようなものです。
ここが暗かったり、ごちゃごちゃしていたりすると、「なんだか不安だな…」と思われてしまうかもしれません。
逆に、明るくて、どんなお店かすぐ分かるホームページは、「なんだか良さそう!」と安心感を持ってもらえます。

例えば、はじめて行くレストランをネットで調べてみたら、メニューが見やすく、お店の雰囲気が伝わる写真があったら安心できますよね?

②信頼を得る「情報発信の場」になる

ホームページは、「私たちはこんなことをしていますよ」と伝える場所です。会社の情報、サービスの内容、お客様の声などを載せることで、「ちゃんとしている会社なんだな」と信頼してもらいやすくなります。

③お客さんとの「つながり」をつくる

ホームページを通じて、お客さんと何度も関われるようになります。たとえば、ブログで日々の活動を紹介したり、キャンペーンのお知らせをしたりすることで、「このお店のこと、もっと知りたい」と思ってもらえるかもしれません。

④会社の「困りごと」を解決する道具になる

ホームページは、お客さん向けだけではなく、会社の中でも役に立ちます。
たとえば…

  • 求人情報を載せれば「働きたい人」との出会いが増える
  • 営業の資料代わりになる
  • よくある質問(Q&A)を載せれば、問い合わせの負担も減る

ホームページの「目的」をはっきりさせよう

  • ホームページは「作ること」が目的ではありません。「何のために作るのか?」というゴールをはっきりさせることが大切です。

    ここでは、よくある目的を5つに分けて紹介します。

【1】集客(お客さんに来てもらいたい)

検索やSNSを通じて、たくさんの人に見てもらい、実際にお店に来たり、問い合わせをしてもらうのが目的です。

例:美容室、飲食店、塾、整体院など

【2】ブランディング(お店のイメージを伝えたい)

「うちのお店は、こういう想いでやっています」と伝えることで、ファンになってくれる人を増やす目的です。

例:「オーガニックにこだわったパン屋さん」など

【3】採用(仲間を増やしたい)

会社の雰囲気や考え方を知ってもらい、「ここで働いてみたい」と思ってもらうことが目的です。スタッフの紹介や、社内の様子などを載せると効果的です。

【4】信用を得る(安心してもらいたい)

名前を聞いたことがないお店や会社だと、「大丈夫かな…?」と不安になる人も多いです。きちんと情報がまとまっていれば、初めての人でも安心して連絡できます。融資審査の際に信用を得るためにも必須となります。

例:お客様の声・実績・会社概要などを載せる

【5】今のお客さんとつながり続ける

お知らせやサポート情報を定期的に発信することで、リピーターとの関係を深められます。

例:「夏のキャンペーン開催中!」という投稿や、お客様向けのFAQページなど

目的があいまいだと、なぜうまくいかないの?

「とにかくホームページが必要だから…」という気持ちで作り始めてしまうと、こんなことが起こりがちです。

何を伝えたいのか分からなくなる

いろんなことを詰め込みすぎて、結局「で、何が言いたいの?」というページになります。

全体にまとまりがなくなる

文章やデザイン、色づかいがバラバラになって、「見づらい」「読みにくい」ページになってしまいます。

作っている途中で迷子になる

目的がないと、どの写真を使う?どんな言葉にする?といちいち迷ってしまい、制作がなかなか進まなくなります。

そんな際に、ターゲットをきちんと設定していると、方向性が見えて進めやすくなりますよ。さらに詳しく知りたい方は、以下の関連記事からご覧いただけます。

ホームページを“道具”として活用しよう

  • ホームページは、「作って終わり」のものではありません。それは、お店や会社の“道具”のひとつです。

    たとえば、料理人にとっての包丁や、先生にとってのホワイトボードのように、ホームページも「目的に合わせて使う道具」だと考えるとわかりやすいです。

明確な目的があれば、育てていける

たとえば、「お客さんを増やしたい!」という目的があるなら、アクセス数(どれくらいの人が見ているか)をチェックしたり、見られていないページを改善したりして、どんどん良くしていくことができます。目的があることで、「ここを直そう」「この投稿を増やそう」など、やることがハッキリして、運用がムダにならないんです。

更新作業も意味があるものになる

目的がないと、「とりあえず投稿しておこう…」と、なんとなく更新するだけになってしまいます。そして面倒になり、更新をしなくなる人が経験上9割以上です。でも、目的があれば「誰のために」「何を伝えるか」が分かっているので、更新や投稿も意味のある行動になります。

目的に合わせた作り方・運用方法の例

ホームページの「作り方」や「使い方」は、目的によって変わってきます。ここではいくつかの例を紹介します。

集客が目的

たくさんの人に見てもらって、お客さんを増やしたいとき

  • 検索に強くする(SEO):調べられやすい言葉をページに入れる
  • Googleマップ対策(MEO):店舗情報や写真を充実させる
  • わかりやすい導線:お問い合わせ・予約ボタンなどを目立つ場所に置く

採用が目的

「ここで働きたい!」と思ってもらいたいとき

  • スタッフ紹介や社内の写真:どんな人がいるか、どんな雰囲気かを見せる
  • 会社の想い・理念を伝えるページ:「こんな考えで働いてます」と伝える
  • 募集内容が分かりやすいページ:仕事内容や条件をはっきり書く

ブランディングが目的

自分たちの「らしさ」を伝えたいとき

  • Mission・Vision・Value(MVV)を紹介
  • ストーリー性のあるページ:創業のきっかけや大切にしていることを語る
  • お客様の声や実績:信頼できる会社だと感じてもらうために使う
  • デザインのトーン:見た目や色づかいも“らしさ”を表すポイント!

まとめ

  • ホームページ制作は、いきなりデザインや写真を考える前に、「何のために作るのか?」という目的をハッキリさせることがとても大切です。

    ● 目的が明確だと…

    • ページの内容にブレがなくなる
    • 作る人たちの話し合いもスムーズに進む
    • 完成した後も、どう育てていくかが見えてくる

    つまり、成果を出せるホームページは、「目的の言葉」がスタート地点なんです。

    まずは、「誰に・何を・どう伝えたいのか?」を
    紙に書き出してみるところから始めてみましょう!

    その一歩が、きっと“伝わるホームページ”につながります。

ホームページ制作関連投稿