ホームページはあるのに、なぜか問い合わせにつながらない——多くの事業者が抱える悩みです。原因は一つとは限りませんが、問い合わせが来ないホームページには、いくつかの共通したパターンがあります。
この記事では、問い合わせが来ないホームページによく見られる共通点を、チェックリスト形式で整理します。一つずつ確認しながら、自社のホームページに当てはまるものがないか照らし合わせてみてください。
共通点①:問い合わせボタン・フォームが見つけにくい
興味を持った瞬間に行動できる導線がなければ、その熱量は時間とともに冷めてしまいます。ページを読み終えた読者が、迷わず次の行動に移れるかどうかを、一度自分自身が訪問者の立場で確認してみましょう。
興味を持った人がすぐに問い合わせられる導線がないと、せっかくの機会を逃してしまいます。トップページの目立つ位置に問い合わせボタンがあるか、ページを下までスクロールしないと見つからない状態になっていないか、一度自分で確認してみましょう。
共通点②:情報が不十分で判断できない
依頼者が知りたい情報が揃っていないと、問い合わせて確認するという手間をかけてまで先に進もうとは思わないものです。相手に確認の手間をかけさせない、という意識で情報を揃えましょう。
料金の目安が書かれていない
料金がまったく分からない状態は、問い合わせのハードルを大きく上げてしまいます。正確な金額を出しにくい場合でも、目安となる価格帯を示しておくことをおすすめします。「見積もりは問い合わせ後に」という姿勢自体が、慎重な検討者を遠ざけてしまう原因になることがあります。
対応エリア・対応範囲が不明確
遠方の人からの問い合わせに対応しきれず、後から断るという事態は、双方にとって望ましくありません。事前に明記しておくことで、こうした行き違いを防げます。
「自分の地域は対応してもらえるのか」が分からないと、問い合わせる前に離脱されてしまいます。対応エリアや対応可能な範囲を明記しておきましょう。
共通点③:スマートフォンで見づらい
近年は多くの業種でスマートフォンからのアクセスが中心です。パソコンでは問題なく見えても、スマートフォンでは文字が小さい、ボタンが押しにくいといった状態になっていることがあります。詳しくはスマホ対応できていないとどうなる?で解説していますので、あわせてご覧ください。
共通点④:信頼材料が不足している
初対面の相手を信頼するかどうかを決める材料が乏しければ、慎重な人ほど問い合わせを見送ってしまいます。
実績や代表者の情報がなく、「どんな人が運営しているのか分からない」状態では、初めて訪れた人は安心して問い合わせできません。自己紹介や代表挨拶の書き方については自己紹介・代表挨拶の書き方で解説しています。
共通点⑤:写真が少ない、または魅力が伝わらない
言葉だけでどれだけ丁寧に説明しても、視覚的な情報が不足していると、実際のイメージを持ってもらいにくくなります。
文章だけの説明では、実際の雰囲気や仕上がりが伝わりにくいことがあります。写真は多いほど良いですが、1枚からでも掲載は可能です。スマートフォンでも十分に魅力的な写真は撮れます。撮り方のコツは写真の撮り方|スマホで十分な理由と撮り方のコツで解説しています。
共通点⑥:情報が更新されていない
更新が止まっていること自体は問い合わせを直接妨げるものではありませんが、閲覧者に与える印象という点では軽視できません。事業が今も活発に続いていることを示す、最も分かりやすい証拠が更新の痕跡です。
最新の実績やお知らせが何年も前のまま止まっていると、「今も営業しているのだろうか」という不安を持たれてしまいます。定期的な更新は、事業が活発に運営されている証拠として機能します。
共通点⑦:不安を先回りして解消できていない
依頼を検討する人は、期待と同じくらい不安も抱えています。想定される不安をあらかじめ言葉にして解消しておくことが、行動への後押しになります。
「問い合わせたら強引に営業されるのでは」という不安は、行動をためらわせる大きな要因です。「無理な営業は行いません」「まずは相談だけでも構いません」といった一言を添えるだけで、心理的なハードルは下がります。
まずはアクセス数を確認する
問い合わせという結果だけを見て一喜一憂する前に、その手前のプロセスを分解して考える視点を持ちましょう。
これらの共通点を確認する前に、そもそもホームページに十分なアクセスがあるかどうかも確認しておきましょう。アクセス自体が少ない場合は、問い合わせ以前の集客の課題である可能性があります。確認方法はアクセス数の調べ方と最低限見る数字で解説しています。
共通点⑧:競合と何が違うのかが分からない
選ばれる理由が明確でないと、価格の安さだけで比較されてしまい、消耗戦になりやすくなります。
似たようなサービスを提供する競合が多い分野では、「なぜこの会社・お店を選ぶべきなのか」が伝わらないと、比較の土俵にすら残れないことがあります。強みや特徴を、具体的な言葉で明示しておきましょう。
1つずつ改善して効果を確認する
焦って一気に変えようとすると、かえって全体のバランスが崩れてしまうこともあります。複数の課題が同時に見つかった場合でも、一度にすべてを変更すると、どの改善が効いたのか分からなくなってしまいます。優先順位の高いものから1つずつ手を加え、変化を確認しながら進めることをおすすめします。
問い合わせ改善の相談で見られる傾向
一つの改善策で劇的に変わることは稀で、複数の小さな改善が積み重なって、結果的に大きな差になっていくことがほとんどです。
ホームページ制作のご相談に関わっていると、デザインには力を入れているのに、料金や対応範囲といった実務的な情報が抜け落ちているケースを多く見かけます。見た目の印象より、依頼者が知りたい情報が揃っているかどうかが、問い合わせ数を左右する大きな要因になっている傾向があります。
よくある質問
Q. 問い合わせボタンはいくつ設置するのが適切ですか?
A. ページの長さにもよりますが、上部・中間・下部の3箇所程度が目安です。多すぎるとしつこい印象になるため、適度な間隔を意識しましょう。
Q. アクセスは多いのに問い合わせが少ない場合、何から確認すべきですか?
A. まずは料金・対応範囲といった基本情報が揃っているか、次に問い合わせ導線が分かりやすいかを確認しましょう。
Q. すべての共通点を一度に直すべきですか?
A. 一度にすべて変更すると、どの改善が効果的だったのか分かりにくくなります。優先度の高いものから1つずつ進めることをおすすめします。
Q. 改善の効果はどれくらいで分かりますか?
A. アクセス数にもよりますが、数週間程度の問い合わせ数の変化を見て判断するのが一般的です。
まとめ
問い合わせが来ないホームページには、導線の分かりにくさ、情報不足、信頼材料の不足など、いくつかの共通したパターンがあります。チェックリストに沿って一つずつ確認し、優先度の高いものから改善していきましょう。
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