クラウドファンディングとホームページ、それぞれの役割の違い

クラウドファンディングとホームページ、それぞれの役割の違い

クラウドファンディングで無事に目標金額を達成し、いよいよ事業がスタート——そのタイミングで、「クラファンのページがあるから、ホームページは特に必要ないのでは」と考える人もいます。しかし、クラウドファンディングのページとホームページでは、そもそも果たす役割が異なります。

この記事では、クラウドファンディングとホームページ、それぞれの役割の違いを整理します。

クラウドファンディングページの役割:期間限定の資金調達

クラウドファンディングのページは、決められた募集期間の中で、プロジェクトへの共感を集め、支援という形での資金調達を行うことに特化したページです。ストーリー性のある訴求や、期限が迫っていることを伝える演出など、期間限定だからこそ効果を発揮する構成になっています。

「あと何日」「目標達成まで残りいくら」といった進捗の見える化も、期間限定という特性を活かした仕掛けです。恒常的な情報発信を目的とするホームページには、こうした緊張感を演出する仕組みはあまり馴染みません。

ホームページの役割:恒常的な情報発信拠点

一方、ホームページは募集期間に縛られず、事業が続く限り情報発信を続ける拠点です。クラウドファンディングのプロジェクトが終了した後も、商品やサービスの購入方法、事業の最新情報、問い合わせ窓口としての機能を担い続けます。

プロジェクトが終わった瞬間に情報発信が止まってしまうと、支援してくれた人たちのその後の応援の気持ちも受け止める場所がなくなってしまいます。ホームページはその受け皿として、長期的な関係を築く役割を担います。

サブスクプランのご案内

資金調達の手段は他にもある

クラウドファンディングは資金調達の一手段にすぎず、創業融資や補助金など、他の選択肢と組み合わせて活用するケースも多くあります。どの手段を選ぶにしても、恒常的な情報発信の拠点としてのホームページの必要性は変わりません。

クラウドファンディングの種類による違い

購入型・寄付型・融資型など、クラウドファンディングにはいくつかの種類があります。種類によって支援者との関係性や継続的なやり取りの必要性は異なりますが、いずれの形式でも「募集期間が終わった後、どう情報発信を続けるか」という課題は共通して発生します。

クラウドファンディング終了後に起きがちな問題

プロジェクトページがそのまま放置される

多くのクラウドファンディングサービスでは、募集終了後もページ自体は残りますが、内容の更新はできない、あるいはしにくい仕様になっていることがあります。支援者以外の新規の見込み客が後から訪れても、「募集は終了しました」という表示だけが残り、その先の情報にたどり着けないことがあります。せっかく話題になったプロジェクトも、その後の受け皿がなければ徐々に忘れられてしまいます。

継続的な購入・問い合わせの窓口がない

クラウドファンディングで得た支援者だけでなく、その後の口コミや紹介で興味を持った人にとって、恒常的に商品を購入したり問い合わせたりできる窓口が必要です。クラファンページだけでは、この役割を十分に果たせません。せっかく広がった認知を、購入や問い合わせという行動に結びつける受け皿がなければ、機会損失になってしまいます。

クラウドファンディングの前後でホームページをどう位置づけるか

【募集前】
期待感を高める役割

クラウドファンディングの開始前に簡易的なホームページを用意しておくと、「どんな会社が、どんな想いでこのプロジェクトを立ち上げたのか」を知りたい人の受け皿になります。開業前の期待感づくりについてはプレオープン(オープン前)のティザーサイトの作り方でも詳しく解説しています。

【募集後】
継続的な事業運営の拠点として

クラウドファンディングが成功した後は、支援者への継続的な情報発信や、新規顧客への商品案内など、ホームページが本来の役割を発揮する場面が増えていきます。プロジェクトの成果や進捗を伝える場所としても活用できます。支援者への感謝の気持ちを込めた進捗報告を定期的に発信することで、継続的な関係づくりにもつながります。

リターン(返礼品)の発送対応にもホームページが役立つ

クラウドファンディングのリターンとして商品を発送する場合、発送状況の案内や、追加の問い合わせ対応が必要になることがあります。ホームページ上によくある質問やお問い合わせフォームを用意しておくと、支援者からの個別連絡に都度対応する負担を減らせます。

両方を連携させる工夫

クラウドファンディングのページには、ホームページへのリンクを明記しておきましょう。逆に、ホームページ側にも過去のクラウドファンディングの実績やストーリーを紹介するページを設けておくと、支援してくれた人・後から興味を持った人の両方に、事業の背景を伝えられます。

クラウドファンディングのページ自体は編集の自由度が限られていることが多いため、詳しい情報や更新は基本的にホームページ側に集約し、クラファンページからはそこへ誘導するだけ、という役割分担にしておくと運用がシンプルになります。

クラウドファンディングを活用した起業家に見られる傾向

クラウドファンディングを経て事業を始めた起業家のホームページ制作は、プロジェクト自体は成功しているのに、その後の情報発信の拠点づくりが後回しになっているケースをよく見かけます。募集期間中の熱量を、その後の事業運営にもつなげるためには、恒常的な情報発信の場を早めに整えておくことが重要です。

募集期間中の準備に追われ、終了後の運用体制まで考えが及んでいないことも一因と考えられます。募集開始前の段階で、終了後にどう情報発信を続けるかまで見据えておくと、切り替えがスムーズになります。

よくある質問

Q. クラウドファンディングの募集中でもホームページは必要ですか?

A. 必須ではありませんが、事業の背景や運営者情報を伝える簡易的なページがあると、支援を検討している人の安心材料になります。

Q. クラウドファンディングのページをそのままホームページとして使い続けてもいいですか?

A. サービスによっては可能ですが、多くの場合、募集終了後は内容の更新に制限がかかります。継続的な運営を考えるなら、別途ホームページを用意することをおすすめします。

Q. クラウドファンディングの実績はホームページに載せるべきですか?

A. 載せることをおすすめします。目標金額の達成や支援者数は、事業への信頼を示す実績のひとつになります。

Q. 複数回クラウドファンディングを行う予定がある場合はどうすればいいですか?

A. ホームページに過去のプロジェクトをまとめて紹介するページを用意しておくと、支援者が事業の歩みを把握しやすくなります。

まとめ

クラウドファンディングは期間限定の資金調達、ホームページは恒常的な情報発信拠点という、異なる役割を持っています。プロジェクトの熱量を一過性で終わらせないためにも、ホームページを並行して用意しておくことをおすすめします。

一時的にホームページが必要ならば

アルスビレでは、AIを活用した効率的な制作フロー、オプション式の料金体系、無駄を省いたワークフローによって、初期費用¥15,000+月額¥4,900(税別)、最低契約期間6ヶ月のサブスク型ホームページ制作サービスを提供しています。制作実例を、あわせてご確認ください。

料金と実例を見る

サブスクプランのご案内