
ホームページ制作を検討していると
- 「思っていたデザインと違う」
- 「更新ができない」
- 「成果につながらない」
といった失敗の話を聞くことがあります。
しかし実際のところ、ホームページ制作の失敗は、技術不足が原因で起きるケースはそれほど多くありません。多くの場合はコミュニケーション不足や準備不足から生まれます。
ホームページ制作には
- 目的の整理
- 制作会社との共有
- 素材の準備
など、事前に考えておくべきポイントがあります。
あらかじめ失敗パターンを知っておくことで、無駄なコストや時間を防ぐことができます。ここでは、ホームページ制作でよくある失敗例を紹介します。
失敗① 目的が「作ること」になってしまう
ホームページ制作で最も多い失敗が、目的を決めないまま作ってしまうことです。
よくある例として、こんなのがあります。
- とりあえずホームページを作りたい
- 他の会社が作っているから
- 古くなったからリニューアルする
しかし本来、ホームページには目的があります。
例えば
- 会社の信頼性を高める
- 問い合わせを増やす
- 採用を強化する
などです。
目的が曖昧なまま制作を進めると
- 何を伝えたいサイトなのか分からない
- ユーザーに響かない
といったホームページになってしまいます。
まずは、誰に向けたホームページなのかを整理することが大切です。
失敗② 上司の顔色にあわせて作ってしまう
ホームページ制作では、次のようなケースもよくあります。
制作途中で
- 「やっぱりこの色に変えて」
- 「このデザインがいい」
- 「この内容を追加して」
といった意見が次々と出てくるケースです。
もちろん社内の意見は大切ですが、最初に方針が決まっていないと、制作の方向性がどんどん変わってしまいます。
その結果、こういった問題が起きます。
- 制作が長引く
- コンセプトが崩れる
このような状況を防ぐためには
- ホームページの目的
- ターゲット
- やらないこと
- 判断基準
などを最初に決めておくことが重要です。
失敗③ デザインを「好み」で決めてしまう
これは本当に多い失敗です。
例えば
- 社長の好きな色
- 担当者の好み
- 流行のデザイン
- 知り合いの会社と色が被りたくない
などです。
しかしホームページは、作る人のためではなく、見る人のためのもの、です。
重要なのは
- ターゲット
- 情報の分かりやすさ
- 目的との一致
です。
デザインは「かっこいいかどうか」ではなく、目的に合っているかどうかで判断することが大切です。
失敗④ ドメイン、サーバーの管理が不明確
意外と多いトラブルが、ドメインやサーバーの管理が不明確なケースです。
例えば
- 誰が契約しているのか分からない
- ログイン情報が分からない
- 制作会社しか管理できない
といったケースです。
ホームページは会社の大切な資産です。そのため、「ドメイン」「サーバー」の管理権限は、必ず確認しておくことが重要です。
失敗⑤ 更新や運用を考えていない
ホームページは公開して終わりではありません。公開後には以下の内容が必要になってきます。
- お知らせの更新
- 実績の追加
- 情報の修正
そのため、自分たちで更新できる仕組みを考えておくことが大切です。
例えばCMS(更新システム)を導入していない場合、ホームページを更新するには、HTMLの編集が必要になります。HTMLの更新には専門知識が必要なため、制作会社に依頼しないと更新できないケースも多くあります。
またWordPressを導入していても、初期状態ではブログ記事の更新しか簡単にできないことが多いです。
例えば企業サイトでは
- 実績紹介
- スタッフ紹介
- 商品情報
などを更新したいケースがあります。
そのため、最初の設計段階で、どの情報を自社で更新するのかを考えておくことが重要です。ただし、1年に1回しか修正や更新を行わない場合は、更新機能を導入するよりも、都度都度で修正依頼をした方が安く済む場合もあります。
※CMSやWordPressについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
「CMSとは?WordPressとの違いを初心者向けに解説」
失敗⑥ 写真や文章の準備を軽視する
ホームページの質は、素材の質に大きく左右されます。特に写真は、ユーザーに与える印象を大きく左右します。実は、良い写真が一枚あるだけで、その会社やサービスの魅力を伝えることができることもあります。ここでいう「良い写真」とは、単にカッコいい写真という意味ではありません。
例えば
- 写真から会社の雰囲気や物語が伝わる
- 商品を使っている未来の姿が想像できる
- サービス内容が一目で分かる
といった写真です。
反対に、次のような写真はあまり良い印象を与えません。
- 画質が荒い
- 暗い写真
- イメージがぼんやりしている
- どこにでもありそうな写真
- サービス内容が伝わらない写真
ホームページ制作はよく料理に例えられます。どんなに腕の良い料理人でも、素材が悪ければ良い料理は作れません。写真や文章などの素材は、ホームページの品質を大きく左右する重要な要素です。
失敗⑦ 社内で決める人が多すぎる
ホームページ制作では、社長、部長、担当者など、さまざまな人が関わることがあります。
しかし、決定する人が多すぎると
- 意見がバラバラになる
- 方向性が決まらない
- デザインが迷走する
といった問題が起きやすくなります。
ホームページ制作では、最終的な判断をする人を決めておくことが重要です。それが難しい場合は、多数決で決めるなど決定基準を決めておくと良いです。また制作会社とやり取りする窓口も、できるだけ一人にまとめておくとスムーズに進みます。
⑧制作会社を価格だけで選ぶ
ホームページ制作では、費用も大切な判断材料です。しかし価格だけで制作会社を選んでしまうと、失敗につながるケースがあります。
例えば
- 想定よりも制作内容が少ない
- テンプレートサイトだった
- 修正や追加で費用が増える
- 公開後のサポートがない
といったケースです。
ホームページ制作の費用は、制作会社によって大きく異なります。
その理由は
- 制作体制
- デザインのクオリティ
- サポート体制
- マーケティング設計
などが違うためです。
そのため、単純に「安いから」という理由だけで選んでしまうと、
結果的に
- 思っていたサイトにならない
- 運用ができない
- 追加費用がどんどん増える
といった問題につながることがあります。
ホームページ制作会社を選ぶ際は、制作内容、サポート体制、更新のしやすさ、なども含めて、総合的に判断することが大切です。
※制作の費用や相場については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
「ホームページ制作の費用・相場はいくら?」
失敗しないための考え方
ホームページ制作を成功させるためには、制作会社との関係も大切です。制作会社を、「業者」ではなく、一緒にビジネスを作る「パートナー」として考えることが重要です。言われたことをするだけの業者よりも、一緒に会社をより良くするためにどうするべきを考え意見を出してくれるパートナーの方が、いわずとして良い結果に繋がります。
また、CMS、SEO、サーバーなど専門的で分からないことがあれば、遠慮せず質問することも大切です。信頼できる制作会社は、初心者の方にも分かるように丁寧に説明してくれます。
まとめ
ホームページ制作でよくある失敗には次のようなものがあります。
- 目的を決めないまま作る
- 社内の意見で方向が変わる
- デザインを好みで決める
- ドメインやサーバー管理が不明確
- 更新や運用を考えていない
- 写真や文章の準備不足
- 意思決定者が多すぎる
ホームページ制作を成功させるためには、目的を整理し、準備を整え、信頼できる制作会社と進めることが大切です。




