行政書士ホームページに掲載すべき項目|必要な内容チェックリスト

行政書士ホームページに掲載すべき項目|必要な内容チェックリスト

行政書士のホームページを見ると、「取扱業務一覧」と「事務所概要」だけで終わっているケースが少なくありません。これだけでは、依頼者が本当に知りたい情報にたどり着けず、問い合わせ前に離脱してしまいます。

この記事では、行政書士のホームページに載せておきたい項目を、実務での相談事例を交えてチェックリストとしてまとめました。士業全体の基本的な考え方は士業のホームページの作り方でも解説していますので、あわせてご覧ください。

資格・登録情報

行政書士としての登録番号、所属している都道府県行政書士会の名称は必ず明記しましょう。登録番号があれば、依頼者は所属会の名簿で実在確認ができるため、初めて事務所を知った人が抱く「本当に資格を持った人なのか」という不安を取り除けます。

特定行政書士や関連資格がある場合

特定行政書士の資格や、宅地建物取引士・社会保険労務士など関連する資格を持っている場合は、あわせて記載しておくと、対応できる業務の幅が伝わりやすくなります。

取扱業務と専門分野

「相続」「建設業許可」「会社設立」のように、業務名を並べるだけでは他の事務所との違いが伝わりません。それぞれの業務について、「どんな悩みを持った人が相談に来るのか」「どんな流れで進むのか」まで具体的に書くことで、依頼者は自分の状況と重ね合わせて検討しやすくなります。

業務ごとにページを分ける

特に力を入れている分野が複数ある場合は、1つのページにまとめず、業務ごとにページを分けることをおすすめします。分野別の見せ方の違いについては専門分野別のホームページの作り方で詳しく解説しています。

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料金の目安

行政書士の業務は案件によって金額が大きく変わるため、料金の掲載をためらう事務所も少なくありません。しかし、目安の金額がまったく分からない状態は、依頼者にとって問い合わせの最大のハードルになります。「◯◯円〜」という形でも構わないので、大まかな目安を示しておきましょう。

追加費用が発生するケースの明記

実費(登録免許税や証明書取得費用など)が別途かかる場合は、その旨も明記しておくと、後から「聞いていた金額と違う」というトラブルを防げます。

実績・解決事例

個人や企業が特定されない範囲で、扱ってきた案件の種類やおおよその件数を紹介しましょう。「自分と同じような悩みを解決した実績がある」と伝わることが、依頼を後押しする大きな材料になります。

件数だけでなく「解決までの流れ」も見せる

「相続案件◯件対応」のような件数の提示も有効ですが、それだけでは実務のイメージが湧きにくいこともあります。「相談→戸籍収集→遺産分割協議書の作成→完了」のように、実際の解決までの流れを簡単に示すと、依頼者は自分が依頼した場合の見通しを具体的にイメージしやすくなります。

代表者・スタッフのプロフィール

士業は最終的に「人」で選ばれる仕事です。経歴や資格取得の経緯だけでなく、仕事に対する考え方や人柄が伝わる文章、できれば顔写真も載せましょう。写真は多いほど良いですが、1枚からでも掲載は可能です。

資格取得前のキャリアも信頼材料になる

行政書士になる前に別の業界で働いていた経験がある場合、その経験も積極的に紹介しましょう。たとえば建設業界出身であれば建設業許可に強い印象を与えられますし、金融機関出身であれば相続や資金調達関連の相談で安心感につながります。

アクセス・対応可能エリア

事務所の所在地だけでなく、オンライン相談や出張対応に対応しているかどうかも明記しておくと、遠方の依頼者からの問い合わせを取りこぼしにくくなります。

地図と最寄り駅からの導線

初めて事務所を訪れる依頼者は、道に迷うこと自体が不安要素になります。地図の埋め込みだけでなく、最寄り駅からの徒歩ルートや目印になる建物を文章で補足しておくと、来所時の安心感につながります。

更新履歴・最終更新日の明記

士業のホームページは、内容の鮮度も信頼性の判断材料になります。制度改正の影響を受けやすい業務については、ページの最終更新日を明記しておくと、依頼者が情報の新しさを判断しやすくなります。更新が止まったまま放置されているページは、かえって「今も営業しているのか」という不安を与えてしまうこともあります。

問い合わせの導線

アルスビレでは、ヒアリングを簡単な質問に答えるフォーム、約5分で行っています。行政書士のホームページでも同様に、問い合わせフォームへの入力項目を必要最小限にし、相談のハードルを下げておくことが重要です。

問い合わせ後の流れも明記する

問い合わせたあと、いつ返信が来るのか、初回相談は無料なのか有料なのかが分からないと、依頼者は不安を感じたまま送信ボタンを押すことになります。「◯営業日以内に返信」「初回相談30分は無料」のように、問い合わせ後の流れをあらかじめ示しておくと、安心して行動してもらいやすくなります。

アルスビレに寄せられる行政書士事務所からのご相談

アルスビレにご相談いただく行政書士の方の中には、「開業から数年経つが、ホームページの内容を一度も見直していない」という方が少なくありません。業務内容や料金は開業当初のままで、実績や取り扱い分野の変化が反映されていないケースも多く見られます。定期的に内容を見直すだけでも、問い合わせの質は変わってきます。

よくある質問

Q. すべての項目を最初から完璧に用意する必要がありますか?

A. いいえ。まずは資格情報・取扱業務・問い合わせ方法など基本的な項目から始めて、実績や事例は少しずつ追加していく進め方でも問題ありません。

Q. 料金を公開すると、安さだけで比較されませんか?

A. 目安の金額を示すこと自体は、比較の土俵に乗るために必要です。金額だけでなく、実績やプロフィールもあわせて充実させることで、価格以外の判断材料も提供できます。

Q. 顔写真は必ず載せるべきですか?

A. 必須ではありませんが、写真は多いほど良いものの1枚からでも掲載できます。プロフィール写真があると、初めて相談する方にとって安心材料になります。

Q. 実績はどこまで具体的に書いていいですか?

A. 守秘義務に配慮し、個人や企業が特定されない範囲で、案件の種類やおおよその件数、解決までの流れを紹介するのが一般的です。

Q. 前職の経験があまり行政書士業務と関係ない場合、書かないほうがいいですか?

A. 一見関係がなさそうな経験でも、人柄や仕事への姿勢が伝わる材料になります。無理に業務との関連性を強調する必要はなく、率直に紹介するだけでも印象は変わります。

まとめ

行政書士のホームページは、資格情報と取扱業務だけでなく、料金の目安や実績、プロフィールまで含めて初めて、問い合わせにつながるページになります。専門分野ごとの見せ方の工夫については専門分野別のホームページの作り方もあわせてご覧ください。

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