ホームページ制作でやってはいけないこと8選|発注前に確認すべきポイント

ホームページ制作でやってはいけないこと8選|発注前に確認すべきポイント

ホームページ制作の失敗というと、「できあがったサイトが微妙だった」という完成後の話を想像するかもしれません。ですが実際は、失敗の多くは発注する前、あるいは発注している最中の行動で、すでに決まっています

完成後によくある失敗については、こちらの記事で詳しく解説しています。この記事では、その一歩手前——「発注前」「打ち合わせ中」「契約時」という3つの段階で、やってはいけないことを8つにまとめました。

ホームページ制作でよくある失敗

なぜ「発注前の行動」で失敗が決まるのか

ホームページ制作は、注文すれば完成品が届く買い物ではなく、依頼側の情報提供と制作側の作業が組み合わさって進む共同作業です。そのため、目的や素材といった「入力」が曖昧なままだと、どれだけ技術力のある制作会社に頼んでも、出てくる「出力」は曖昧になります。

さらに、制作は後の工程になるほど修正のコストが大きくなります。文章の方向性を変えるのは簡単でも、デザイン確定後にサイト全体の構成を変えるとなると、多くの作業がやり直しになります。だからこそ、まだお金も時間もかかっていない「発注前」の確認が、費用対効果の最も高い失敗対策になるのです。

発注前にやってはいけないこと

①「なんとなく安いところ」で即決める

見積書の総額だけを見て決めてしまうと、後から「これは別料金です」という追加費用が次々と発生することがあります。総額の内訳——何が含まれていて、何がオプションなのか——を必ず確認してから決めてください。

②目的を決めずに発注する

「とりあえず作る」という状態で発注すると、制作が進んでから「やっぱりこういう見せ方がしたい」という要望が出てきて、手戻りが発生しがちです。誰に何を伝えたいサイトなのか、最低限のイメージを固めてから発注しましょう。

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③競合サイトを見ずに依頼する

同業他社がどんなサイトを持っているかを知らないまま発注すると、「思っていたのと違う」という期待値のズレが起きやすくなります。2〜3件でよいので、同業のサイトを見て「良いと思う点」「そうは思わない点」をメモしておくと、打ち合わせがスムーズになります。

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打ち合わせ・制作中にやってはいけないこと

④素材(写真・文章)の準備を後回しにする

写真や文章の準備は、日々の営業の合間ではどうしても後回しになりがちです。しかし素材が揃わないと制作は進みません。この「準備の後回し」がどれだけ多くの制作を止めてしまうかは、こちらの記事でも詳しく触れています。

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⑤「お任せします」で丸投げする

制作会社に任せること自体は問題ありません。ただし、「誰に」「何を」伝えたいサイトなのかという最低限の情報がないまま丸投げすると、意図が伝わらず、修正の往復が増える原因になります。細かいデザインの指示は不要でも、目的だけは伝えてください。

⑥修正依頼を口頭・記憶だけで伝える

電話や対面での修正依頼は、後になって「言った」「聞いていない」というすれ違いが起きがちです。メールやチャットなど、テキストで記録が残る形で伝えるようにしましょう。些細なことのようで、トラブルを未然に防ぐ最も効果的な習慣です。

契約時にやってはいけないこと

⑦著作権・所有権の確認を怠る

特にサブスク型(月額制)のサービスでは、サイトのデータやデザインの所有権がどちらにあるか、解約時にサイトがどうなるかを、契約前に必ず確認してください。この点については、こちらで詳しく解説しています。

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⑧長期契約・解約条件を確認せず契約する

ホームページ制作をめぐっては、数年単位の長期契約を結ばされ、解約したくてもできない、というトラブルが実際に起きています。契約書にサインする前に、最低契約期間、途中解約の条件、解約時の違約金の有無を必ず確認してください。「今は説明を省くが、後で書面に書いてある」という進め方をする担当者には注意が必要です。

業種・状況別にとくに注意したいポイント

8つの「やってはいけないこと」はどんな発注にも共通しますが、状況によって特につまずきやすいポイントは変わります。代表的な3つのケースで見てみましょう。

初めてホームページを作る店舗・個人事業主の場合

比較対象を持っていないため、①の「なんとなく安いところで即決」が最も起きやすいパターンです。2〜3社から見積もりを取るだけで、料金体系や含まれる作業の違いが見えてきます。また、日々の営業と並行して進めるため④の素材準備が止まりやすく、「写真は落ち着いたら撮る」のまま数ヶ月放置される例が少なくありません。発注前に「いつ・誰が・何を用意するか」まで決めておくと安全です。

既存サイトをリニューアルする場合

見落としやすいのが、現在のサイトのドメインやサーバーの管理権限です。以前の制作会社がドメインを所有していて移管に応じてもらえない、サーバーのログイン情報が誰にも分からない、といった問題は、リニューアルの段階で初めて発覚します。⑦の所有権確認は、新しい契約の内容だけでなく、「今のサイトが誰の名義になっているか」の確認とセットで行ってください。

補助金を使って発注する場合

補助金には申請期限や実績報告の締め切りがあるため、スケジュールが逆算で決まります。ここで④の準備後回しが起きると、期限に間に合わせるために内容を妥協するという本末転倒な結果になりがちです。また、補助金ありきで通常より高額な見積もりを提示する業者も存在するため、①の内訳確認はより慎重に行いましょう。

よくある質問

Q. 相見積もりは何社くらい取ればいいですか?

A. 2〜3社が目安です。多すぎると比較の軸がぶれて、かえって決められなくなります。金額の総額だけでなく、含まれる作業範囲と契約期間を同じ条件でそろえて比べることが大切です。

Q. 「お任せしたい」場合はどう伝えればいいですか?

A. デザインの細部はお任せで問題ありません。ただし「誰に来てほしいか」「見た人にどう行動してほしいか」の2点だけは言葉にして伝えてください。この2点があるだけで、制作側の判断の精度は大きく変わります。

Q. 契約書はどこを重点的に確認すればいいですか?

A. 最低契約期間、途中解約の条件と違約金、データやドメインの所有権、解約後のサイトの扱いの4点です。口頭の説明と書面の内容が食い違っていないかも必ず確認しましょう。

Q. すでに「やってはいけないこと」をしてしまっていたら手遅れですか?

A. 手遅れではありません。制作中であれば、目的の整理や素材の準備は今からでも立て直せます。契約に関する不安がある場合は、契約書を手元に用意したうえで、消費生活センターなどの公的な窓口に相談する方法もあります。

まとめ|「やってはいけないこと」を避けるだけで、多くの失敗は防げる

ここまでの8つに共通しているのは、どれも特別な知識がなくても、「事前に確認する」だけで防げるという点です。難しい専門知識よりも、当たり前の確認を怠らないことの方が、失敗を防ぐうえでずっと効果的です。

当社のサブスク型サービスでは、簡単な質問に答えるフォーム(約5分)で必要な情報を整理する仕組みにしています。「お任せします」で丸投げにならず、かといって難しい指示を考える必要もありません。②の目的や④の準備の後回しといった問題が起きにくい設計です。

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