工務店のホームページは自分で作る?WordPressで自社更新する方法

工務店のホームページは自分で作る?WordPressで自社更新する方法

「施工事例だけでも自社で更新できるようにしたい」。工務店の方からよく聞く要望です。現場が忙しい中でも、最新の実績をこまめに反映したいという気持ちは自然なものですが、自社更新には現場業務との両立という現実的な課題もあります。

この記事では、工務店がホームページを自分で作る、あるいはWordPressで自社更新する場合の現実的な判断基準を解説します。自作と外注の一般的な比較はホームページは自分で作る?頼む?後悔しない判断基準でも詳しく解説しています。

WordPressで自社更新するメリット

WordPressは世界的に広く使われているCMS(コンテンツ管理システム)で、専門知識がなくても記事や施工事例の追加ができる点が魅力です。CMSの基本的な仕組みはCMSとWordPressの基礎知識で解説しています。施工が完了するたびに、その日のうちに事例を追加できる体制は、情報の鮮度という点で大きな強みになります。

制作会社を経由せずに更新できるため、繁忙期でも即座に最新情報を反映できる点も、自社更新ならではの利点です。

自社更新を始める前に準備すべきこと

ドメインとサーバーの契約

WordPressを使うには、独自ドメインとレンタルサーバーの契約が必要です。この段階でつまずき、着手できないまま時間が過ぎてしまうケースも見られます。仕組みの基礎はドメイン・サーバーの基礎知識で解説しています。

更新担当者を決めておく

「誰かが更新するだろう」という曖昧な体制では、現場の忙しさに流されて更新が止まってしまいがちです。施工事例の追加は誰が、どのタイミングで行うのかをあらかじめ決めておくことで、継続しやすくなります。

操作方法の習得にかかる時間を見込む

WordPressの管理画面の操作は、初めて触る人にとっては戸惑うことも多いものです。担当者が操作に慣れるまでの期間も見込んだうえで、無理のないスケジュールで導入を進めましょう。

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現場業務との両立で起きやすい課題

更新作業の時間を確保しづらい

現場を優先すると、ホームページの更新はどうしても後回しになりがちです。写真は撮ったものの、掲載作業まで手が回らず、気づけば数ヶ月放置されているというケースは珍しくありません。

セキュリティ更新への対応

WordPress本体やプラグインは、定期的なセキュリティ更新が必要です。更新を怠ると不正アクセスの標的になるリスクが高まりますが、更新のたびに表示が崩れることもあり、現場業務の合間にトラブル対応の時間を確保するのは負担になりがちです。

プラグインの競合トラブル

施工事例の投稿機能や問い合わせフォームなど、複数のプラグインを組み合わせて使う中で、機能同士が競合してエラーが出ることがあります。原因の特定には一定の技術知識が必要です。

バックアップと復旧の備え

更新の失敗やサーバー障害に備えて、定期的なバックアップも自分で設定・管理する必要があります。万が一の際に復旧できる体制を整えておかないと、長期間サイトが表示されない事態にもなりかねません。バックアップの仕組みまで含めて自社で管理するのか、外部サービスに任せるのかも、事前に検討しておきましょう。

自社更新に向いている会社・向いていない会社

自社更新に向いている会社

社内にIT・システムに関心のある担当者がいる、あるいは事務スタッフに更新作業を任せられる体制がある会社には、自社更新も選択肢になります。

自社更新に向いていない会社

現場作業に人員を割きたい、更新やトラブル対応に時間を使いたくない会社には、あらかじめ保守やセキュリティ対応が含まれた制作サービスを利用するほうが、結果的に安心して現場業務に集中できます。

アルスビレに寄せられる自社更新のご相談

アルスビレにも、「以前WordPressで自作したが、更新のたびに崩れるのが怖くて放置してしまっている」という工務店の方からのご相談が寄せられます。開業当初は時間の余裕があっても、案件が増えるにつれて更新作業に手が回らなくなり、結果的に情報が古いまま放置されてしまうケースは珍しくありません。

表示速度の低下

写真を多く掲載する施工事例ページは、画像の容量によって表示速度が遅くなりやすい傾向があります。表示が遅いページは訪問者の離脱を招くだけでなく、検索エンジンからの評価にも影響することがあるため、画像を圧縮してから掲載する習慣も必要になります。撮影した写真をそのままアップロードするのではなく、掲載用に容量を落とす一手間を習慣化しておくことをおすすめします。

操作マニュアルを残しておく

更新担当者が異動や退職で交代する場合に備えて、操作手順を簡単なマニュアルとして残しておくと、引き継ぎの負担を減らせます。口頭での説明だけに頼ると、担当者が変わるたびに一から教え直すことになり、結果的に更新が滞る原因にもなります。

施工事例だけを自社更新できる仕組みという選択肢

ホームページ全体をゼロから自作するのではなく、施工事例の追加部分だけを自社で更新できる仕組みを整えるという折衷案もあります。ホームページの土台は制作会社に任せ、日々の更新は現場の負担が少ない範囲で自社対応する、という分担も検討する価値があります。

この方法であれば、セキュリティ対応やサーバー管理といった専門知識が必要な部分は制作会社に任せつつ、鮮度が重要な施工事例だけは自社でスピーディーに更新できるという、両者のいいとこ取りがしやすくなります。

よくある質問

Q. WordPressの知識がまったくなくても自社更新できますか?

A. 基本的な操作は解説記事や動画で学べますが、プラグインの競合やセキュリティ対応など、トラブル発生時には一定の技術知識が必要になります。未経験から始める場合は、時間的な余裕を見込んでおきましょう。

Q. 自社更新の範囲を限定することはできますか?

A. はい。施工事例の追加だけを自社で行い、その他の管理・保守は制作会社に任せるという分担も可能です。導入時に更新できる範囲を制作会社に相談してみましょう。

Q. WordPress以外の選択肢はありますか?

A. 更新や保守の手間を抑えたい場合は、保守込みのサブスク型サービスなど、管理の負担を制作会社側に任せられる選択肢もあります。

Q. 自社更新を始めた後に外注に切り替えることはできますか?

A. 多くの場合は可能ですが、使用しているテーマやプラグインの構成によっては、引き継ぎに追加の作業が発生することがあります。

まとめ

WordPressでの自社更新は、施工事例をこまめに反映できるメリットがある一方、現場業務との両立という現実的な負担も伴います。更新範囲を限定する折衷案も含めて、自社の体制に合った方法を検討してみましょう。

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