「まずは無料で試してみよう」と無料のホームページ作成サービスで公開したものの、気づけば自社のページに知らない広告が表示されていた、というお店の話は少なくありません。
無料サービスがすべて悪いわけではありませんが、「無料」という言葉だけで選ぶと、あとから想定外の制限に気づくことがあります。この記事では、お店が無料ホームページ作成サービスを使ったときに実際に起きやすいことを整理します。
無料ホームページ作成サービスで実際に起きること
1. 自社と関係のない広告が表示される
多くの無料プランでは、広告を非表示にするために有料プランへの切り替えが必要です。無料のまま運用すると、自社のホームページに他社の広告が表示され続けることになります。
2. 独自ドメインが使えない、または追加費用がかかる
無料プランのままだと、サービス名が含まれた長いURLになることが一般的です。独自ドメイン(会社名だけのシンプルなURL)を使うには、多くの場合、有料プランへの変更が必要になります。
3. デザインの自由度やページ数に制限がある
使えるテンプレートやページ数、機能に制限があるサービスが多く、お店の情報が増えてきたときに対応しきれなくなることがあります。
4. 移転・引っ越しがしにくい
あとから別のサービスや制作会社に切り替えたいと思っても、無料サービス独自の仕組みで作られたページはそのまま移行できないことが多く、結局作り直しになるケースがあります。
なぜ「無料」で運営できるのか
広告収入と有料プランへの誘導で成り立っている
無料ホームページ作成サービスは慈善事業ではなく、無料ユーザーのページに表示する広告の収入と、制限を解除したくなったユーザーの有料プラン移行によって成り立つビジネスです。つまり、無料プランのページは構造上「広告枠」であり、各種の制限は有料化への導線として意図的に設計されています。悪質なわけではありませんが、この仕組みを知っておくと、「なぜ広告が消せないのか」「なぜ独自ドメインが有料なのか」がすべて腑に落ちるはずです。
サービス終了・仕様変更のリスクも頭に入れておく
無料サービスは、運営会社の判断でプラン内容の変更やサービス自体の終了が起こり得ます。過去にも大手の無料ホームページサービスが終了し、多くのページが消えた例があります。独自の仕組みで作られたページはそのまま引っ越せないことが多いため、「ある日突然、店の顔がなくなるかもしれない」という前提は持っておいたほうが安全です。
アルスビレに寄せられる「無料で作ったけれど」というご相談
アルスビレにも、無料サービスで一度ホームページを作ったものの、広告表示や機能制限が気になり、あらためて相談にいらっしゃる方が一定数いらっしゃいます。多くの方が「無料だから」という理由だけで選び、公開してから制限に気づいたとおっしゃいます。
特に多いのが、開業時に「まずは無料で」と作り、事業が軌道に乗ってきた1〜2年後に「お店の雰囲気に広告が合わない」「URLを名刺に載せるのが気になる」と感じ始めるパターンです。つまり無料サービスのデメリットは、始めたときではなく、お店がうまくいき始めたときに顕在化するという性質があります。切り替えるなら、名刺やチラシにURLが浸透する前の早い段階のほうが、影響を小さく抑えられます。
無料サービスでも十分なケース
すべてのお店に有料サービスが必要というわけではありません。個人の趣味の延長で情報発信ができれば十分な場合や、期間限定のイベント告知など、短期間だけ使えればよい場合は、無料サービスでも十分に役割を果たせます。
お店のタイプ別に見る、無料サービスの影響度
飲食店・美容室などの来店型のお店
ページに表示される広告は自分では選べず、場合によっては近隣の競合店や無関係なサービスの広告が自店のページに出ることもあります。お店の雰囲気を伝えたいページで他社の広告が目に入る状態は、来店型のお店にとっては小さくないマイナスです。
問い合わせが命の相談型ビジネス
士業やコンサルタント、修理業など「信頼して問い合わせてもらう」ことが入り口のビジネスでは、サービス名入りの長いURLや広告表示が信頼性の面で不利に働きやすくなります。また、無料プランではフォーム機能に制限があるサービスも多く、肝心の問い合わせ導線が弱くなりがちです。
無料サービスとサブスク型の違い
無料サービスと、アルスビレのようなサブスク型の制作サービスとの大きな違いは、広告表示の有無や独自ドメインの扱い、デザインの自由度です。費用をかけずに試したい場合と、お店の顔として長く使いたい場合とでは、選ぶべきサービスが変わってきます。詳しくはサブスク型ホームページのメリット・デメリットでも解説しています。自分で作るか、無料・有料どちらのサービスを使うかで迷う場合はホームページは自分で作る?頼む?後悔しない判断基準もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 無料のホームページ作成サービスは全部同じですか?
A. いいえ、サービスによって広告表示の有無や独自ドメインの扱い、ページ数の制限などが異なります。利用前に規約や制限事項を確認することをおすすめします。
Q. 無料で作ったホームページを、あとから有料に切り替えられますか?
A. 多くのサービスでプラン変更は可能ですが、デザインや構成をそのまま引き継げるとは限りません。作り直しが発生する可能性がある点は理解しておきましょう。
Q. お店のホームページには、無料と有料のどちらがおすすめですか?
A. 長く使い続けるお店の顔として考えるなら、独自ドメインが使え、広告表示のない有料サービスをおすすめします。費用を抑えたい場合は、初期費用の低いサブスク型のサービスも選択肢になります。
Q. 無料サービスのURLのままでも検索で上位表示されますか?
A. 不可能ではありませんが、後から独自ドメインに切り替えると、それまでの検索評価は基本的に引き継がれず、積み上げのやり直しになります。長く運用するつもりなら、最初から独自ドメインで始めるほうが結果的に近道です。
Q. 無料サービスが終了したら、ホームページはどうなりますか?
A. 原則としてページは表示されなくなります。掲載していた文章や写真のデータは、日頃から自分の手元にも保管しておきましょう。事前告知から終了までの期間が短いケースもあるため、「いつでも引っ越せる状態」にしておくことが自衛策になります。
Q. 無料プランで試してから決めるのはアリですか?
A. アリです。操作感や必要な機能を把握するための試用として、無料サービスは優秀です。ただし本格運用を始める前に方針を決めることが大切で、無料サービスのURLが名刺や印刷物に載ってしまってからの引っ越しは、影響がひと回り大きくなります。
まとめ
無料ホームページ作成サービスは、広告表示や独自ドメインの制限、ページ数の上限など、公開してから気づきやすいデメリットがあります。お店の顔として長く使うことを考えるなら、こうした制限を事前に把握したうえで選ぶことが大切です。費用相場については費用相場の記事で解説しています。
まずは実例を見てみませんか?
アルスビレでは、AIを活用した効率的な制作フロー、オプション式の料金体系、無駄を省いたワークフローによって、初期費用¥15,000+月額¥4,900(税別)、最低契約期間6ヶ月のサブスク型ホームページ制作サービスを提供しています。広告表示のない独自ドメインのホームページを、実例とあわせてご覧ください。
